こんにちは！吉祥寺＆町田のショートボブ美容師【イイノ】です！
普段過ごしてる中で、今さら聞けないことってけっこうありますよね。
そんな中の一つで今回は「アッシュ」というものに触れていこうかと思います。
「アッシュ」とは？
一言で言うと「青」です。ほんと簡潔に言うと「青」です。
分類として寒色系という青、緑とかそういう系統の色になります。
青と言っても、真っ青なわけではないです。
分類的には「青みがかった灰色」という色の説明になります。
灰のことを英語ではアッシュというので直訳だと灰色になります。
ヘアカラーで使うアッシュの意味合いとしては青系統のくすんだ感じのカラーという意味合いで使われることが多いです。
アッシュカラーのメリット
・赤みを抑えたカラーができる
日本人の元々のメラニン色素は赤みや黄みが強いです。脱色してはじめに抜ける色が青ということもあり、青系統のカラーはしっかり入れないと中々表現しずらい色なのです。
赤みを抑えたカラーをしたいという場合はアッシュをしっかり入れると赤みを抑えた仕上がりになります。
・光の透け感がキレイ
アッシュカラーは髪がまとまってる時より毛束をふわっと浮かした時の光の透け感がとても柔らかくてキレイです。
ストレートのスタイルにも合うのですが、動きのあるスタイルだとより透明感を感じやすいかと思います。
アッシュカラーのデメリット
・思ったより暗くなりがち
青みが入ると全体の明るさが少し暗めに見えます。
アッシュカラーをする前の状態によって変わるのですが、あまり明るくない状態からアッシュを入れるとアッシュ感が感じにくいのと、全体が暗めに見えます。
まとまるスタイルの場合より暗めに見えるのですが、動かすスタイルの場合はそこまで暗くは感じないかと思うのでスタイルによって見え方は変わります。
・色落ちが早く感じる
カラーの色が抜けると、元のメラニン色素の色に戻ります。前述の通り日本人は赤みや黄みがあるので色が抜けるとオレンジっぽくなっていきます。
青とオレンジは補色関係で反対の色となるので、変化が激しく色落ちしたかんじがします。
アッシュカラー事例
アッシュカラーのことを少しご理解頂いた後で実際のお客様事例をご紹介します。
まずはビフォーから。
ショートボブビフォー
前回から二ヶ月ほど経過し、色落ちしてオレンジっぽくなっていますね。
先程説明したようにカラーが落ちてくると、脱色したメラニン色素の色になるのでオレンジっぽく抜けていきます。
ここからショートボブカットと「アッシュカラー」を施します。
伸びてきてシルエットにメリハリ感がなくなっているのと、全体的に重たい印象になっているのでカットで調整していきます。
カラーは少し濃い目のアッシュを入れていきます。
退色してパサツキが出てきているので、濃いめのアッシュでツヤ感も出るようにしていきます。
では仕上がりを。
アッシュカラーショートボブ
素敵になりました！
濃いめのアッシュでツヤ感も出つつ、クールビューティーなイメージになりますね。
カットもバランスが悪くなっていた部分をカットしシルエットにメリハリが出てスッキリ感とオシャレ感が出ます。
最後にシアバターをつけるとよりツヤ感、束感がほどよく出るのでおすすめです。
シアバターはオイルタイプが使いやすくておすすめです↓
こちらを数滴なじませるのが、アッシュカラーとの相性も最適です。
では、ビフォー・アフターの比較画像を。
アッシュカラービフォーアフター
とても洗練された印象になりました。
伸びてきてしまうのは仕方ないですし、アッシュの変化が大きいのもしょうがないところもあるので2ヶ月以内にはまた来店して頂くとキレイが保ちやすいです。
結論
・アッシュとは青系統のくすみのあるカラー
・ショートボブにアッシュカラーは合う
という結論でしめたいと思います。
大人ショートボブにも合いますし、少しクールにしたいという方にもおすすめです。
気軽に試してみてくださいー！！
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